新潟県の県道を走っていたら、「かに ゆでたて」の看板を発見しました。
カンバンに従って進むと、軽自動車にベニズワイガニが並べられて販売されていたので買ってみました。
販売台の上に人工芝ふうの敷物があり、その上に氷が敷かれていて、さらにそのうえに、ベニズワイガニが腹を上にして並べられています。
今日茹でられたベニズワイガニで、お値段は6匹で税込2000円。
1匹おまけしてもらったので全部で7匹。1匹あたり実質286円(税込)です。
販売しているおじさんの云うには、ゆでたてのベニズワイガニを30年以上、売っているそうです。
ポリ袋に入れてくれました。
海外産のズワイガニは、茹でた直後にガチガチに冷凍され、それが輸入されて日本で販売されています。
ベニズワイガニは日本近海で獲れるカニですが、店頭にならぶベニズワイガニをよく見てみると、輸入ズワイガニ同様、ガチガチに冷凍されたものが売られていることに気づきます。
このいったん冷凍されたベニズワイガニの解凍ものと、茹でたあとに冷やされただけのベニズワイガニは、見た目はほとんど同じですが、味は全然違います。
「ゆでたて」として本日販売されていた未冷凍モノのベニズワイガニです。
値段が値段なので、型も小さいし、身の入り方もそれほど期待はできません。
しかし、このみずみずしさ。
これは冷凍モノのベニズワイガニやズワイガニでは味わうことができないものです。
家に帰って、袋をあけてみます。
一番上の脚が足りないカニがおまけのカニです。
日本酒を用意して、ベニズワイガニはお皿に並べます。3人ですので、一人2匹の勘定です。
ベニズワイガニの殻は柔らかいので、脚をプチっと手で折ると、みずみずしい身がするりと出てきます。
細くて小さい脚ですが、それぞれに身が入っています。
脚を食べたあとは胴体にとりかかります。
甲羅がわを下にして、腹部を引きはがします。
ま、値段が値段なんで、カニミソは期待できません。
甲羅のほうは。
ちょっとしょっぱいですが、カニエキスが入っています。
ここに胴体からほぐした身を入れていきます。
んで、ぬるかんを飲んでから、いっきょにこのカニをずるずるとすすると至福のときが訪れます。