やってきました。6月の新潟、寺泊港。けっこう暑いです。
土曜日なので寺泊の魚のアメ横もにぎわっています。
んで今日のお目当てはカニ。それも地場産のベニズワイガニ(紅ズワイガニ)です。
もちろん寺泊にも本ズワイガニは売っていますが、いまの時期はほぼ冷凍モノ。
私が今日食べたいのは茹でたばかりのジューシーな紅ズワイガニです。
いろいろお店を回って最終的に角上魚類に入る
今では関東周辺にその勢力を広げる魚屋さん、角上魚類。
現時点で20店舗以上の展開で、寺泊店はもちろん、その本店です。
角上魚類の正式な会社名は「角上魚類ホールディングス株式会社」。
設立は1976年5月。資本金は3億5,450万円、従業員数は838名(パートを含む)だそうです。
まさに驀進する魚屋さんです。社員も募集中です。
さてその本店。
最近リニューアルされて清潔感あふれたお店で、2階はレストランになっています。
店内の紅ズワイガニコーナーでは、ランク別に選別されたゆで紅ズワイガニが並べられています。
大きさではなく、重量別にランク付けされている感じです。
すべて未冷凍品の塩ゆでベニズワイガニです。
お店のおばちゃんに聞いたら、「冷凍モノを販売するときは必ず冷凍モノって表記した上で売ります。カンバンしょって売ってますからウソは一切ありません」って自信に満ちた言葉が返ってきました。
んで、本日は量より質。一番上のランク1匹2000円のモノを購入しました。
オマケで、味噌汁用の安いカニを1匹つけてくれました。
新潟県のもう1つのベニズワイガニの聖地、能生のカニや横丁のようなオマケ合戦のような感じはありません。
カニはビニール袋に入れられ、大量の氷が入った別のビニール袋とともにポリの手提げ袋に入れてくれました。
クルマにはクーラーボックスが積んであるのでそこに入れて持ち帰ります。
ベニズワイガニは洗って食べてね
ベニズワイガニが入った袋には印刷された紙も入っています。
食べる前に水洗いしてね。保存は5度以下で。ってことです。
指示どおり、水道水を全体にかけて洗います。
なんで水洗いするのかってゆーとカニの表面に付着している雑菌を洗い流すためみたいです(個人の印象です)。
カニはしゃぶって食べますからね。
キッチンハサミで脚を1本ずつ切り離します。
ベニズワイガニは本ズワイガニと違って殻が柔らかいので、簡単に切れます。
表も裏も真っ赤なのが紅ズワイガニの特徴です。
1匹2000円のベニズワイガニなので、1本1本の脚にすべて身がきちんと入っていて期待を裏切りません。
甲羅を下にして胴体をがばっと開けると、中にはカニ味噌と液体が入っています。この液体は、ベニズワイガニが棲息していた日本海の海洋深層水だと言われていますがホントかどうかはわかりません。
水揚げされて塩ゆでされたときに殻のなかに入った水じゃねとも思いますが、日本海の深海に棲んでいたベニズワイガニですから、殻のなかも液体で満たされていない限り水圧でつぶされるような気もしますから、やっぱしベニズワイガニの殻の中の液体は海洋深層水かもしれません。どうなんでしょね?
飲んでみると、まさにカニスープなお味です。
エラであるガニを引きはがして、カニ胴体を2つに割ってお皿に盛ります。カニ味噌があふれています。
水っぽいように見えるカニ味噌。確かに水分は多いですが、独特の風味を持った珍味です。
脚もしっとりジューシー。なめらかな舌触りです。
胴体もうまー。
あらかたミソを食ったあとは、熱燗を注ぎ込んでカニエキスを根こそぎ味わいました。
やっぱり安くてうまいのは未冷凍のベニズワイガニですよ。
角上魚類はネット通販もやっていますが、私が調べた範囲では角上魚類の販売ページには、本ズワイガニはありますがベニズワイガニはありませんでした。
寺泊の現地で手に入る未冷凍の紅ズワイガニは、ネット上ではここ↓で販売されています。
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新潟市にある小針水産です。