カニ通販で失敗して泣きたくなかったら、選ぶべきは○○ガニです
うまいカニが喰いたいなあとあなたが思ったとします。
うまいカニを食べるには、カニが水揚げされる港周辺へ出向いて、自分でカニを見て選ぶのが一番確実な方法ですが、カニの産地はたいてい、あなたが暮らしているところからは遠いところにあります。
そこでネットの出番です。
昔はネットを通してナマモノを注文しようなんて誰も思っていなかったものですが(20年前の話です)、いまでは当たり前のように、カニでもタコでもフグでもクリック一発で手元に届く時代です。
さて、そこでです。
うまいカニが食べたいと思ったあなたは、どんなカニをネットで注文すればあとで後悔することがないでしょうか?
ここでは、タラバガニ、毛ガニ、ズワイガニ、以上日本三大ガニを比較検討してみます。
タラバガニはがっつりかぶりつきたいときのカニ
タラバガニを考えるにあたって、まず確認しておかなければならないことがあります。
タラバガニは、十脚目- 異尾下目- タラバガニ科 - タラバガニ属 に分類される甲殻類。
じつは、タラバガニは生物学上は、カニではなくてヤドカリの仲間だってことです。
このタラバガニがおいしくなる旬の時期は4~5月と9~10月。
多くの日本人がカニを食べたくなる年末年始の時期にとれるカニは季節はずれと言えます。
ただ、適切な旬の時期にとれたタラバガニなら、身が大きく、がっつりとカニを食べている感が味わえます。
でも、おいしいカニってゆー味の点からいうと、ヤドカリの仲間のタラバガニは大味すぎます。
毛ガニは濃厚なカニミソを味わいときのカニ
毛ガニは、十脚目-短尾下目-クリガニ科に分類されるカニの1種。
こちらはまぎれもなくカニの仲間です。
茹でても焼いてもうまいカニです。
毛ガニの旬は、日本産は12~2月頃、オホーツク産だと4~7月。
その濃厚なミソの味は極上です。カニ味噌をあじわいたいなら毛ガニというのはホントです。
でも、カニ肉の面から考えると、脚肉が小さくて食べづらいところが難点です。
ズワイガニは予算がタンマリあるときのカニ
ズワイガニは十脚目-短尾下目-ケセンガニ科ズワイガニ属に分類されるカニです。
まさにカニのなかのカニがこのズワイガニです。
ズワイガニ(正確にはズワイガニのオス)は各地でブランド化され、同じズワイガニでも、松葉ガニとか越前がにとか間人ガニ(たいざガニ)とか津居山ガニとか加能ガニ(かのうガニ)などと呼ばれて売り出されています。
これは、同じウシにも松坂牛とか但馬牛とか神戸牛があるのといっしょです。
そして、ズワイガニの旬は冬。この旬のときにちゃんとブランドタグがついたズワイガニを買えば間違いなしです。
まったくハズレなしです。
なぜなら、選び抜かれたブランドガニとしてのズワイガニは、カニミソの旨さは毛ガニに負けず、タラバガニなど足元にも及ばない繊細なカニ肉のうまさを持ち合わせているのです。
喰われるカニとしての総合的なバランスを持っているのがこのズワイガニであり、まさにカニの女王さまです。
しかし、このズワイガニにも欠点があります。
それは、びっくりするほどのお値段です。
間違いないブランド・ズワイガニを取り寄せるのであれば、一人1万円は覚悟したほうがいいです。
ここで、同じズワイガニだからといって「訳あり品の激安ロシア産」などに手を出すと、かなり痛い目に会う可能性が高いです。
ではいったいどうしたらいいのでしょう。
最良の選択は紅ズワイガニで決まりです
日本の三大カニのなかで最強のカニはタグ付きのブランド・ズワイガニ。
でも、ブランド・ズワイガニは高くて手が出ない。しかも旬は冬に限定されています。
そこでです。
紅ズワイガニをご紹介します。
紅ズワイガニはズワイガニと近縁のカニ。
圧倒的な収穫量とほぼ1年を通じて市場に出回るカニです。
ズワイガニ以上に個体間の身入りにバラツキが高いカニですが、的確に分類されたベニズワイガニを買えば、後悔しないカニが味わえます。
そのカニミソは、ズワイガニよりも水分は多いもののもズワイガニに負けず。しかもそのカニ肉はズワイガニよりもさらに繊細。優雅なカニの風味が味わえます。
しかもお値段はリーズナブル。
トータル1万円で家族4人が満足できる量と質です。
ただし、1つだけ注意があります。
紅ズワイガニは冷凍されると味が急激に低下します。
おいしい紅ズワイガニを味わうためには、「未冷凍」の紅ズワイガニを購入することが必須の条件となります。
ぜひ、リーズナブルでおいしい紅ズワイガニを体験してみてください。
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