ブランドもののズワイガニ。つまり、松葉ガニとか越前ガニに比べるとベニズワイガニは半値以下。
同じズワイガニの仲間なのに圧倒的な価格差があります。
紅ズワイガニは安物ガニの名をほしいままにしていて、カニコロッケやカニグラタンやカニ缶の材料になっているので、その味もたいしたことないだろうと一般的に思われているのですが、それは実にもったいないことです。
質のよい紅ズワイガニを一度食べてみればわかりますが、その身質はみずみずしく繊細。抜群の甘みとコク。カニ味噌も濃厚。甲羅酒での使用にも耐えます。
うまいベニズワイガニはホントにうまいのだが、当たり外れがある
ベニズワイガニが水揚げされる港の近くの販売所へ行くと、実にさまざまな価格帯のベニズワイガニが並んでいることがわかります。
つまり、玉石混交、ピンからキリまで」。
選別されてB品は加工用の材料に回されています。
んで、選ばれたほうのA品の紅ズワイガニを味わってみると、ほとばしるカニジュースと繊細な舌触りのカニ肉を味わえます。
そして甲羅の中には芳醇なカニ味噌。
そこに安い日本酒を注いで下から火であぶる。
極上の甲羅酒を堪能できます。
■大金はたいてブランドズワイガニを買うより、紅ズワイガニを喰って幸福になるべし
紅ズワイガニは、しっかり選別された上級ランクの未冷凍モノを買っても、同じ金額で、ブランドズワイガニの数倍の量が買えます。
大人数でうまいカニを味わいたい。
そんなときには紅ズワイガニで決まりです。