要注意!『手軽な贅沢』には紅ズワイガニが最適です
越前ガニや松葉ガニなどのブランドガニを擁するズワイガニ(本ズワイガニ)に比べると、同じズワイガニの仲間でも紅ズワイガニは値段が安いために、味もそこそこ、所詮カニ缶の材料になる低級ガニだと思い込んでいるかわいそうな人が多いので、日々紅ズワイガニの研究に明け暮れる当サイトが「なぜ紅ズワイガニを通販で買うべきか」その3つの理由をここで解説させていただきます。
理由1.紅ズワイガニはそもそも通販に向いていないというのは全くの誤解です
そもそも、紅ズワイガニを通販で買って失敗したという人の多くは、買うべきランクを間違っています。
紅ズワイガニでも本ズワイガニでも、カニは自然界で育つ野生の生物です。カニかごや底引き網で捕獲されるカニは、ニンゲンが食べる食品という観点からみた場合、ピンからキリまで。さまざまなランクのカニを目利きの鑑別人が分類して値付けし、販売しているのです。
本ズワイガニでも身がスカスカな個体もありますし、紅ズワイガニでもみっちりカニ肉が詰まっている個体もあります。
もちろん、紅ズワイガニでも1杯数百円レベルの安いランクの個体をかえば、その身はおそらくスカスカです。
紅ズワイガニは水っぽい?
たしかに紅ズワイガニは本ズワイガニに比べるとカニ肉に水分が多いのは事実です。
しかし、正しいランクの紅ズワイガニであれば、その水分の多さは、「水っぽい」というよりも「ジューシー」という表現がぴったりです。
紅ズワイガニはその紅い殻のなかに、カニ肉とともに上品な甘みをもったカニのジュースが詰まっているのです。
それに比べると、冷凍モノの海外産の本ズワイガニの低レベル品にはパサついた感じがあり、実際に食べてみるとがっかりすること間違いなしです。
紅ズワイガニは冷凍には向いていない
紅ズワイガニは殻が本ズワイガニに比べて柔らかく薄いため、本ズワイガニに比べて非常に傷みがはやいという側面は確かにあります。
そのため、冷凍という方法がとられて流通ルートにのるのですが、冷凍処理されると、紅ズワイガニのおいしさはかなり失われます。
ここに、紅ズワイガニは通販にむいていないといわれる原因があります。
しかし、最近では、宅配便のスピードがあがり、ゆで上げられた紅ずわいがにが冷凍されずに即日発送可能となり、通販でも「未冷凍」の紅ズワイガニが販売されています。
一度も冷凍されたことがない茹で紅ズワイガニは、確かに日もちはしませんが、そのおいしさは絶品です。
紅ズワイガニは冷凍には向いていませんが、通販に向いていないということではないのです。
理由2.紅ズワイガニは身入りが少ないと思われているけれどもランクを選べば大丈夫
紅ズワイガニは本ズワイガニに比べると確かに身の入りが少ないカニと言えます。
紅ズワイガニの産地で、一山1000円とか2000円とかで販売されている低価格のカニでは身の入りが少ないものが多いです。
でも、カニを分類して値決めする目利きの人たちは、長年の経験で、身の入りが多いかどうかを的確に判断し、ランク分けしています。
1杯2000円以上程度の未冷凍ガニを選べば、身の入りの少なさにがっかりすることはないでしょう。
それなりのランクの紅ズワイガニであれば、おいしいカニ味噌もたっぷり楽しめます。
理由3.『手軽な贅沢』が楽しめる紅ズワイガニは庶民の味方
最高級のカニを食べたい場合であれば、予算数万円で、越前ガニや松葉ガニなどのタグ付きの本ズワイガニのブランド品を選べば間違いないでしょう。
でも、手ごろな予算で贅沢を楽しみたいのであれば、選択すべきは、ブランドものの本ズワイガニではなく、未冷凍の紅ズワイガニです。
紅ズワイガニであれば、同じ予算で、数倍の量のカニを堪能することができます。
家族みんなでカニを食べたい。友人同士が集まってカニパーティをしたい。
そんなときには、海外産のパサパサな訳あり無鑑別の冷凍ズワイガニ肩セットを買ってがっかりするよりも、紅ズワイガニの未冷凍の「姿」品を買うことをおすすめします。
まるまる1匹(1杯分)の姿で紅ズワイガニを買えば、おいしいカニ味噌も堪能できます。